鹿児島市で出会った心温まる看護師さん

この出来事は、私が鹿児島市のとある総合病院で入院していた時の話です。

私には嚥下障害という症状があります。
嚥下障害自体が病気というよりも、病気に伴って現れる障害です。
要するに、上手く飲み込むことができなくなるのです。
入院患者の食事事情は色々です。

比較的制限の緩い人から、ジュースだけ(普通のジュースではないです)の人。
中には点滴から栄養を摂り、経口摂取しない(出来ない)人もいます。

私も当初は点滴のみで、食事は摂れませんでした。
少し回復した時点で経口摂取に切り替わりましたが、嚥下障害があり普通の食事は無理な状態。

そこで提供された食事がペースト食でした(もしかしたら正式名称ではないかも…)。
とにかくやわらかい。
作り方や調理法は分かりませんが、食材を一度すりつぶして成形し直した様な感じです。

こういった食事は食べたことがなく、物珍しさもあり最初は普通に食べていましたが、はっきり言って美味しくはなかった(個人的感想です)。

しかし、料理にリクエストを言える立場ではありません。
不満を言ったところで変わらないでしょうし。
まあ、ガマンするしかなかった訳です。

そんな食事でしたが、楽しみもありました。
大抵食事には、デザート的にヨーグルトがついて来ます。
ジュースではなく一応固形タイプで、多分入院食専用のヨーグルトだと思います。
ヨーグルトではなく、ゼリーの時もありましたが、それも美味しかったですね。

病状の改善に従って、食事内容も(入院食ではない)一般的な食事に近くなっていきました。
先程「ペースト食は美味しくない」と言ってしまいましたが、食事は色々工夫がしてあり、患者さんに少しでも美味しく食べて貰おう意図はいつも感じていました。

それから、看護師さんたちの対応も素晴らしかったです。
嫌な顔する私にも、完全に食べ切るまでいつも付き添ってくれました。
その間、看護師さんが旅行で行った素敵な体験や思い出をいつも話してくれて、本当に心がなごみました。

こんなに素敵な看護師さんだから、きっとベテランさんなのかな・・・と思っていました。
しかしよくよく聞いてみると、この病院に来てまだ3ヶ月だったことを知りました。
「ここの病院の患者さん、みんな素敵な人ばかりだからこの病院に就職できて良かった」とも言っていました。
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入院してくる人の事情はそれぞれです。
不可抗力的な原因の方もいますが、所謂「自業自得」な人間もいます。
私は、まあ、後者に分類されると思います(はっきりとした原因は不明)。

不摂生な食生活は多少なりともあり、発症前にそれなりに自覚もしていました。
そんな人間が、一生懸命作ってくれた入院食を批判するなんて、おこがましい。と感じています。

退院前には栄養指導を受け、資料もいただきました。
それを完全に守っているとは言えませんが、病気の前と比べると随分ましになってます。

嚥下障害は僅かに後遺症が残りましたが、あの頃を思い出す教訓になっています。
人間、いきなり環境を変えるのはかなり難しいものです。
私は病気がきっかけになり漸く改善しましたが、場合によってはそれでは間に合わない可能性もあります。
皆さん、健康なうちに少しだけでも見直しましょう。

ペースト食、食べたいですか?